CORNEAL EROSION
角膜びらん
角膜びらんとはその名のとおり、角膜の上皮がただれている状態、または、欠損している状態を指します。
角膜びらんとは
びらんには「ただれること、皮膚や粘膜の表皮が欠損した状態」という意味があります。
角膜びらんとはその名のとおり、角膜の上皮がただれている状態、または、欠損している状態を指します。
角膜は一般的に黒目と呼ばれる部分を指し、厚さ0.5ミリほどの透明な組織です。表面から上皮、実質、内皮の三層に分けられ、角膜びらんでは「実質」が表面に現れてしまっている状態です。


角膜びらんの症状
代表的な症状として、眼の痛みや充血、ゴロゴロとした違和感などが挙げられます。また、涙が止まらなくなるのも特徴です。
角膜びらんの原因
原因としては、外傷やコンタクトレンズ障害などが挙げられます。また、糖尿病や角膜ジストロフィなどの疾患を原因として発症することもあります。
多くはコンタクトレンズを着けたまま眠ったり、レンズのケアを怠ったりすることで、角膜の上皮が傷つくことが原因となります。
角膜びらんの治療
角膜びらんの治療には、抗生物質の目薬や眼軟膏が処方されます。上皮の障害の程度によっては、治療用のコンタクトレンズを装用することもあります。

再発性角膜上皮びらんについて
角膜びらんは治ったあとに再発するケースがあり、これを再発性角膜上皮びらんと呼びます。起床時に激しい眼痛が現れ、涙目になるのが特徴です。
上皮びらんが繰り返し現れる原因は判明していませんが、治療法は通常の角膜びらんと同様です。また、再発は数回繰り返されますが、次第に発症しなくなります