EYE STRAIN
目の疲れ
私たちは、目からの情報量がすごく多いことをご存じでしょうか。
ただ目を開けているだけで、「もっとよく見よう」としていますので、
無意識ですが目はすごく働いているのです。
目が疲れる原因
目の使い過ぎ
私たちの目は、毛様体筋という筋肉があるおかげで、眼内にあるレンズを引っ張って薄くしたり、伸びて分厚くしたりと、ピントが上手く合うように働いてくれています。
若いうちは、どんなに動いても疲れがすぐに取れますが、年齢が進むにつれ疲れが取れにくくなるのと同じで目の筋肉も加齢とともに疲れやすくなります。
特に近くの物を見る時の方が、毛様体筋が頑張らなければなりません。
ただ、目を開けているだけで、筋肉が動いているのに、メガネやコンタクトレンズが合わないなどあれば、毛様体筋がさらに働かなければならないことがイメージできますでしょうか。
「最近、目が疲れるなぁ」と感じた時に、視力低下が原因だったということもありますので、視力検査をおすすめします。
VDT(Visual Display Terminal)症候群
パソコンなどの画面を長時間見続けることで、起きる症状の一つに疲れ目があります。
画面を凝視し、まばたきの回数が減りますので、目が乾きや疲れを助長させてしまうのです。
目は「まばたき」することにより、涙から栄養と酸素が運ばれてきます。
凝視して「まばたき」しないことは、目の乾きだけではなく、栄養と酸素が供給されないため、余計疲れやすいのです。
そしてVDTは、長時間同一姿勢での作業が多いことから、肩こりや血液の循環量低下、冷え性など引き起こしていることが多いため、「まばたき」を意識するだけではなく、全身の血流量を上げる意味で、適度な休憩をはさみ、ストレッチなど体を動かすことをおすすめいたします。
目の乾き
目の乾きは目がスムーズに動かなくなるため、必要以上に目に負担をかけることになります。目が疲れると感じた時に、実は目が乾燥していたということがあるのです。
目が乾く理由としては、涙の分泌が減少している場合と、涙は分泌されているけど空気が乾燥している等、涙が蒸発してしまう環境要因があります。
また、まばたきが少なくなって、目の潤いを失っていることもありますので、「目が疲れたなぁ」と感じた時には、まばたきをしたり、目の周囲を温めたりして血流を促してみるのも良いでしょう。